睡眠時無呼吸症候群について

◆睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠中に呼吸が止まったり(無呼吸)、喉の空気の流れが弱くなった状態(低呼吸)が1時間に何回も繰り返される状態です。肥満のため首が太い、舌が大きい、顎が小さい、などが原因で気道が塞がれておこります。 また、生活習慣病と密接に関係しており、放置すると生命の危険に及ぶこともあります。

◆症状
いびき、日中の眠気・倦怠感、起床時の頭痛、夜間頻尿、インポテンツなど

◆検査
終夜睡眠ポリグラフという検査機器を使用し、睡眠時の脳波・呼吸状態・血中酸素濃度などトールに測定します。ご自宅で簡単に検査できます。

◆治療
生活習慣の改善を中心に、重症の方にはCPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)を行います。CPAPは専用のマスクを通じて気道に空気を送り込み気道を広げておく治療です。睡眠時にのみ使用する機器で。心疾患など合併症の予防効果もあります。

※睡眠時無呼吸症候群はきちんとした治療をすれば眠気やいびきはもちろん、合併症についても改善することがわかっています。お早めにご相談下さい。

2011年12月9日8:00 PM